派遣とは何か

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仕事と生活の調和をとることができる、派遣という一つの働き方。「私も始めてみようか…」と思う人は多いようですが、詳しいことが分からず手が出せない現状があるのも事実です。たしかに「派遣」と一言聞いただけでは、あまり具体的なビジョンが浮かばないのかもしれません。そこで今回は、誰もが「派遣」という働き方に関心が持てるよう、分かりやすく且つ簡潔に「派遣」について説明させていただきたいと思います。

多くの人が「派遣」に対して持つ代表的な疑問には、派遣社員は社会保険に入れないのではないかや、有給休暇はどうなっているのかなどの福利厚生に関することが挙げられます。このような疑問が自分の中で解消されないまま、働き始めるのは間違いです。知りたい情報、言い換えるなら、知っておくべき情報。それに関する答えを自らの手で調べ、知識として取り入れることが重要です。

「派遣社員は社会保険に入れない」ということを聞いたことがある人もいらっしゃると思いますが、それは間違いです。派遣社員でも条件を満たしていれば社会保険に入ることができます。健康保険、厚生年金保険、介護保険は年齢以外の条件は同じです。また、労働者災害補償保険は就業時から自動的に適用されます。このような情報は調べることで簡単に得ることができます。調べていないうちから「どうせ派遣社員は社会保険に入れないから…」というように、自分の視野を狭めてしまうのは勿体ないことです。

有給休暇というものは基本的に自由に取得することができるものですが、会社との合意が必要です。自分の休みたいときに好きに休む、というようなことがあってはなりません。有給休暇の取得には最低限の人としての配慮が必要不可欠です。前もっての連絡は勿論のこととして、仕事に支障が出てしまわないような準備も必要です。

いかがでしたでしょうか。ここまで説明してきましたが、「派遣」は多くの人が思うように堅苦しい物でも、難しすぎるものでもありません。少しでも興味があるのなら自分自身の手で情報を入手し、一考しましょう。そうすることが「派遣」を知ることには重要です。また、情報を鵜呑みにするだけではなく、考えることも重要です。自分にはどのような雇用形態が合っているのか、この機会に今一度考えてみてはいかがでしょうか。