派遣で働くということは決して良いことだけではなく、もちろんデメリットもある

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やはり、どんな仕事であっても必ずデメリットというものは付き物であります。
実は、メリットやデメリットというのは表裏一体であり、個人の考え方や受け取り方によっても違って見えるものでもあるのです。
それでは、派遣で働く上でのメリットとデメリットとして、一体どんなことが挙げられるのでしょうか。
派遣という働き方についてデメリットが多いのではないかと心配されている人のために、一般的にデメリットのように見られているいくつかの事柄について説明していきたいと思います。

派遣の雇用は不安定なのか?

企業の業績が悪くなったとき、コストカットとして派遣スタッフが真っ先に目を向けられるというのが派遣で働くデメリットということになってきます。
しかし、派遣会社に登録して長期的に働くことを希望している人の大半は、どんなに働く会社が変わったとしても継続的に働くということを実現しているのです。
今ニーズのある業界に働く人が流れていくということは、派遣スタッフもそうして必要とされる会社に就業の場を移していくということと同じなのです。
派遣会社は社会から求められている役割のひとつとして、成長市場、成長企業への労働力の移動を円滑に進められるように活動しています。
自分自身で働く仕事や期間が選べるという働き方は、むしろ今の時代に合った働き方ということもいえ、どちらかといえば積極的な前向きな働き方だといえるのではないでしょうか。

社内評価も上がりづらい

派遣スタッフが考えるデメリットの一つに、どれだけ仕事ができるようになっても会社からは評価が上がらないということがあるでしょう。
このような不満は、終身雇用制など正社員が転職しないでひとつの会社で働く場合にこそ重大な意味を持ちます。
これが外に目を向けている人であれば、会社からの評価が上がらないにしても、外からの評価を求めて転職をするという働き方が可能となるのです。
そこで、グローバル化によって海外に進出する企業が増えていくなかで、人材が企業間を自由に行き来する雇用の流動化という流れは今後も強まっていくと予想されます。
自らスキルアップを図り評価される場に移るというシンプルな行動と意識は、日本でも将来的に必要なものになってくるといわれています。
となれば、社内評価にこだわるという必要がない派遣スタッフにおいて、逆に社内で評価が上がらないこと自体はそれほど大きなデメリットではないといえるかもしれないのです。