派遣のデメリット

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その言葉自体はよく聞くけれど詳しいことはあまり知られていない、派遣という働き方。「正社員ではないらしい」「なんだか楽な仕事と聞いたことがある」「誰でも簡単にできる仕事なんじゃ…」そんな抽象的な考えで「派遣」に誇張されていると言っても過言ではない程の魅力を感じている人も少なくはないのではないでしょうか。ですがどんな仕事にも良い面と悪い面があるように、派遣にもメリットとデメリットの両方が存在します。今回はそんな派遣に関するデメリットを主に紹介させていただこうと思います。

基本的に派遣社員がボーナスを貰えることはありません。これは「派遣社員」という性質上そうならざるをえないのです。派遣社員の給与は派遣先の企業から出ているのではありません。企業と契約を結んでいる派遣会社から出ているのです。企業がボーナスを出すのはその企業と契約を結んでいる社員だけですから、派遣会社と契約を結んでいる派遣社員にボーナスが支払われないのは至極まっとうなことなのです。しかし、頭では分かっていても納得できないのが人間です。ボーナスが支払われないことは、派遣の大きなデメリットかもしれません

派遣という仕事は遅かれ早かれいつかは契約終了のときがやってきます。どんなにその職場が気に入っていて、毎日楽しく働けていたとしても、です。また、契約を打ち切りにされることもあります。このようなことからも考えられるように、派遣は終身的な働き方ではありません。正社員と比べても安定した職とは言えません。派遣はあくまでも期間の限られた働き方ということを忘れてはいけません。

上記に挙げたもの以外にも、人間関係の難しさ、交通費が出ない、収入の不安定さ、などデメリットはあります。しかしながら、そういったデメリットが存在しない職がこの世の中に存在するでしょうか。自分にとってメリットしかない職など存在するでしょうか。いや、そんなものは存在しません。働くということは何かしらの負荷を負うことなのです。派遣という働き方にはデメリットと同じくらいの魅力、メリットがあります。自分自身の視野、可能性を自ら閉ざしてしまうのは、あまりにも悲惨です。デメリットだけに目をむけてはいけません。

今回は派遣という働き方のデメリットを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。どんな物事でも偏った見方は災いの元です。それが「職」という重要なことなら尚更。客観的な目線が必要です。メリットとデメリットを天秤にかけ、しっかりと吟味することこそが重要に感じます。